2010年7月8日付け

 小井出桂子さんが、グァタパラ入植記念祭に参加するきっかけは、古田川英雄さんの奥さん、揚子夫人がたまたま、小井出さんの学園の卒業生だったというものだが、「誠意を示すために」と川上会長自ら、招待状を持って広島県の同学園まで訪問。「ブラジルが遠くて不安」と聞けば、古田川氏がグァタパラまでの案内役を務めるなど、関係者の行動力が小井出さんが参加する大きな要因となったことは間違いない。グァタパラを「日本移民のふるさと」と呼ばれるまでにした初期開拓者の行動力は、現在でも同地移住者に受け継がれているようだ。
     ◎
 5日のJICAボランティアの式典の中、離任ボランティアのあいさつにハンカチで目を押さえる女性がいた。シニアボランティアとして活動する田辺玉枝さん(55、福島県出身)は家庭の事情で3か月送れて着任したため、あと3か月ブラジルに留まる。着任日は違っても日本での研修を共に受けた仲間の離任式典は、自身にとっても思いは強いだろう。「ここでたくさんの出会いがありましたが、ボランティア仲間との出会いもとても大切なものです」と話し、この事業が様々な形で友情を育んでいることを物語っていた。
     ◎
 本紙元営業部員の鳴海忠雄さんが7日に亡くなった。アラサツーバなどのノロエステ方面に営業に行っていたことから地方の知り合いが多く、「IMPRENSA(新聞社)」のステッカーを車のフロントに置いて自らの運転でカッ飛ばし、各地方の入植祭や式典などに幾度か連れて行ってもらった。営業部員を辞めてからも時折、編集部に顔を出しては「頑張ってくれよ」と笑顔で励ましてくれた姿が目に浮かぶ。冥福を祈りたい。
2010年7月8日付

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