28年前に調印 輸出条約ついに発効

 今から28年も前にブラジルとボリビアの間で結ばれた輸出に関する条約が14日、ようやく発効した。これにより、ブラジルからボリビアへ向けられる輸出品は国家水上輸送庁(Antaq)が認めた1隻の渡し船(Balsa)のみによって運ばれることになり、これまで見られたように両国の水運業者らによって運ばれることはなくなる。伯メディアが同日付で伝えた。

 この貿易は、マモレー川(Rio Mamoré)で隔てられているブラジル北部ロンドニア州のグアジャラー・ミリン市とボリビアのグアヤラメリン市の間で行われる。州都ポルト・ベーリョ市から300キロメートルあまり離れた地方都市、グアジャラー・ミリン市からの輸出額は月間600万ドルが見込まれている。

 1990年に調印された同条約では、ブラジルからボリビアへ輸出される製品は両国の水運業者らによってではなく1隻の渡し船によって運ばれると規定されているが、調印後これまでの28年間、その規定が効力を発することはなかった。

 今回の条約発効に対し、ブラジルとボリビアの企業家らは不平を唱えている。彼らの主張は、グアヤラメリン市には税関がなく、ボリビア国内への製品持ち込みを合法化するための官僚的手続きの手数料がより高額になったり、時間がかかったりなど、製品の通関に困難が生じるほか、労働市場に影響を与え、大量解雇を引き起こすことになる、というものだ。

 輸出業者らは経済的な影響を恐れて、輸出用の製品の仕入れを縮小している。業者らは、仕入れた品物を売ることができるという確証がないと主張している。

 グアジャラー・ミリン商業協会によると、輸出に絡んで同地域では毎月約600万ドルが動く。しかし、昨今は輸出の動きが鈍化傾向にあり、ボリビア国内の様々な分野の品物が不足している。同協会のマールシオ・バドラ会長は、今回の措置はうまく機能することはなく、地域の失業率はこの先上昇し、そして密輸に関係する犯罪の発生率は劇的に上昇するだろうと考えている。

2018年5月15日付

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