44人の青少年が流れ弾で死亡 過去11年間にリオ都市圏で=NGO調査

 NGO(非政府組織)「リオ・ダ・パス」が行った調査によれば、2007年から今年2月6日までの期間にリオ・デ・ジャネイロ都市圏で流れ弾により死亡した児童・青少年は44人に上る。16年は10人、17年は10人が死亡しているという。オ・グロボ紙ネット版が7日付で伝えた。

 今月6日には、リオ市北部の異なる場所で2人の子供が流れ弾により死亡し、市民に衝撃を与えた。死亡した2人のうち、3歳の女児はアンシエッタ区の路上で、13歳の少年はマレー地区の貧民街でサッカーをしている時に流れ弾に当たったという。こうした事件は、同州の他の地域でも頻繁に起きているという。

 17年に死亡した少女(13歳)は当時7年生で、同じく市北部に位置するアカリ区の学校内で負傷した。バスケットボール選手を夢見ていたこの女子生徒が流れ弾に当たったのは、体育の授業を終えた時だったという。被弾した時、コンプレクソ・ダ・ペデレイラの近くに位置するこの学校の前では、軍警察と麻薬密売人との衝突が起きていた。文警殺人課の鑑識では、銃弾は軍警察の銃から発砲されたものだった事が確認されている。

 同じ年には、ボカ・ド・マットとして知られているリンス・デ・バスコンセーロス地区で起きた警察と犯罪グループとの銃撃戦のさなかに、11歳の少女が流れ弾の犠牲となった。自宅内で流れ弾に当たり、搬送先の市立病院で死亡したという。

 対応した看護士の一人は、「子供の死は私達の心を揺さぶる。私達にも子供がいる。全ての努力を払った。最も悲しいのは、家族の痛みを見る事」と述べている。

 リオ市民の心をかき乱したもう一つの出来事は、ドゥケ・デ・カシアス市のリッション貧民街で妊婦が流れ弾に当たった時、そのお腹の中にいた男児のケースだった。この男児は、1カ月間生死をさまよった後、昨年7月30日に死亡した。母親は今も、息子を失った悲しみを乗り越えられず、携帯電話に唯一の写真を保存しているという。

 NGO団体リオ・ダ・パスの創設者、アントニオ・カルロス・コスタ理事長は、リオ州が、非常に多くの子供達の死に無関心な、「社会的な病理状態」にあるとし、社会の動きが不足していると指摘する。同氏は、「世界のどこであっても、同じ日に2人の子供達が残忍な方法で殺されたという事実は、動揺を引き起こし、人々は路上へ出るはずだ」と述べている。

 さらに同理事長は、統治者達を批判しており、問題を解決するための政治的な意思がないとの認識を示している。

2018年2月13日付け

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