ブジオスで干物生産販売へ 日本人の鈴木夫妻が挑戦中

ブジオスで干物生産販売へ 日本人の鈴木夫妻が挑戦中
干物を持参した鈴木夫婦(手前2人)と伊藤代表(左奥)

 「ブジオスは、干物生産に最適な環境なんです」――。そう嬉しそうに話す日本人夫婦がリオ州ブジオス市に住んでいる。鈴木裕介さん(32、神奈川)、知佳さん(30、和歌山)は干物の生産及び販売をするべく、試行錯誤の日々を送っている。

 鈴木夫婦に馴れ初めを聞くと、裕介さんは「今から4年前の2011年、2人で歩いたブラジル旅行です」と顔を赤らめて説明した。夫婦共に、国内外問わず旅行をするのが大好きで、各々別の時期にブラジルを訪れ、すっかりその国民性に魅了されてしまったという。ブラジル好きという共通の思いが恋を手助けし、知佳さんは「日本に帰国後は、ブラジルで暮らしたいという思いが強くなりました」と話す。

 温めたブラジル移住への夢を叶えようと、日本で生活している中、12年からブジオスで干物生産及び販売事業を進めているという伊藤修代表(NPO法人地球の心・日本)らと出会い、意気投合。技術協力のため、夫婦は知佳さんのつてで和歌山の漁港を訪ね、同地の干物工場などで約1年半働き、魚のさばき方などの技術を学んだ。

 夫婦は8月10日に日本を発ち、12日から約9日間をブジオスで過ごした。干物生産の製造部門を任され現地スタッフ3人とともに試行錯誤の末、干物の試作品を作り上げた。

 一般的にブラジル人は肉食を好み、干物が売れる保証はない。販売対象とする顧客層をどこに設定するかなど課題は多い。

 プロジェクトリーダーの伊藤氏は「一番大事なのは、干物をブラジルの新しい食材としていかに提供するか。干物は、設備投資をほとんど必要としない。漁港の町として知られるブジオスの土地を最大限に生かし、同地で物を生産及び販売し、消費する地産地消型ビジネスなら」と期待を込める。

 また、同氏によると「水が奇麗で、雨が滅多に降らないブジオスは、干物生産に最適な環境」だという。

 3人は「一朝一夕で解決できない課題が多いため、地道に進んでいくしかない。5年あるいはそれ以上か、しっかり腰を据えて取り組んでいく」と意気込みを述べた。

2015年9月2日付

コメント1

  • 橋本 千可子 Reply

    2015年09月03日 at 20:59

    ブジオス(Armação dos Búzios, RJ)住みの日本人です。あまり日本人のいない ブジオスへ来て下さって 本当にありがとうごさいます! 最初は 魚の干物なんか ブラジル人に受け入れられるだろうか、、、?と思いましたが 先日 サンドイッチフェスティバルで 出店されてて びっくりしました。なんと 2時間で完売という 大人気! その他 いわしの干物の 身をほぐしたものを トマト和えにしたものやマヨネーズ和えにしたものをクラッカーにのせて食べるという 工夫はこちらのグルメたちにも 大人気!健康ブームに乗っ取って、頑張ってください!地元の漁師も万々歳!でしょうな〜

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