デング熱に起因する国内の死亡者数が8月29日までに693人となり、これまで最も多かった2013年の年間死亡者数674人をすでに超えていることが分かった。通年ではさらに増えることが予想される。厚生省が発表した流行病学報告書の内容としてエスタード紙が報じている。

 同報告書によれば、今年1月からの8カ月間に全国で140万件の感染を確認し、重症のケースは1284件。死亡者数は昨年の同期間より70%多い。

 最も多いのがサンパウロ州内居住者で、感染数66万7000件、死亡者数は全体の58%となる403人。その他に死亡者の多い州は、ゴイアス(67人)、セアラー(50人)、ミナス(47人)などとなっている。現時点で死亡者がいないのは、アクレ、ロライマ、セルジッペ、サンタ・カタリーナの4州のみ。

 感染症の専門家は、症状が重くなるまで待つのではなく、高熱や体・耳の中の痛みなどの症状が出たら医師に相談するサインと話す。

 厚生省によれば、今年のデング熱による死亡ケースは他の年に比べ市部で多いという。州・市と連携し、保健分野の専門家向け講座実施や、ウィルスを媒介する蚊の繁殖を防ぐためのモニタリングなどの対策を続けており、サンパウロ州政府もすでに州内市町村の保健担当者を集めて会合を開催している。

 サンパウロ市では今年に入ってから9万9400件の感染を確認。23人がデング熱により死亡している。ハダッド市長は3日、蚊が繁殖する水貯まりの除去などのデング撲滅活動に関して、対象となる家屋が家主不在の場合でも、状況に応じて強制的に敷地内に入ることを可能にする法令に署名している。

 エスタード紙で挙げられた対策は、生ゴミは袋に入れて捨てる、プールの水は処理する、タイヤや空き瓶に水がたまらないようにする、水タンクはふたをする、など。

2015年10月8日付

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