940万人の子供が「極度の貧困」に生きる国

 ブラジルでは2017年の時点で、0~14歳人口全体の22.6%が極度の貧困の中で生きていた。これは、世帯人員1人当たりの月収が17年時点の法定最低賃金(937レアル、約2万8000円)の4分の1以下という非常に厳しい状況の中で940万人もの14歳以下の子供達が生きていたことを意味する。

 ブラジル玩具工業会(Abrinq)が子供達の権利保護を目的に1990年に立ち上げた非営利団体「Fundacao Abrinq」が、ブラジル地理統計院(IBGE)が持つ最も最近のデータを基にまとめた報告書の中で言及しているとして伯メディアが22日付で伝えた。

 同報告書によると、極度の貧困の中で生きているとされた0~14歳の子供達の数は、16年から17年にかけて60万人も増加した。17年のデータを州別に見ると、州内の0~14歳人口全体に占める極度の貧困状態にある子供達の割合が最も大きかったのはマラニャン州(46.2%、極度の貧困の子供の数は84万8300人)で、アラゴアス州(44.2%、33万8700人)、アクレ州(43.8%、10万人)、バイア州(39.7%、130万人)、アマゾナス州(38.8%、41万4800人)がそれに続いた。これらはいずれも、貧困問題が特に深刻とされるブラジル北部と北東部に属する州だ。

 同報告書は貧困問題のほかにも、「ブラジルの学校の65%には運動場がない」「17歳以下の子供250万人が働いている」「17年には11万7000人の子供達が殺人の犠牲者となった」「10代の少女の16.4%が19歳になる前に子供を生んでいる」など、ブラジルの子供達が深くかかわる様々な問題点を指摘している。

コメント0

コメントを書く

Login

Welcome! Login in to your account

Remember me Lost your password?

Lost Password