JICAボランティア帰国報告会 過去最高の45人が活動発表

JICAボランティア帰国報告会 過去最高の45人が活動発表
発表の様子

 JICAブラジル事務所(斎藤顕生所長)は5月23日、24両日、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパレスホテルで日系社会に派遣している青年ボランティア及びシニアボランティアの帰国報告会を開催した。2日間にわたって、日本語教師、野球や剣道、文化などの指導員らと、高齢者介護、食品加工、料理など過去最高の45人が活動報告を行った。

 各ボランティアから7分間の発表と、受け入れ先の担当者から3分間の講評が行われた。

 午前中は日本語教師、午後は野球指導員や多岐にわたる職種の活動報告が行われた。

 サンパウロ人文科学研究所に配属された長尾直洋さん(39、愛知)は、2015年に創立50年を迎えた同研究所の周年史「人文研史―半世紀の歩み―」の出版に携わった。「間に合うか危うかったが、今日(24日)の昼に届いた」と本を掲げると、会場から歓声が上がった。「亡くなった人が多く、過去を知る人を探すのに苦労した。多くの人に助けられ、無事に刊行した」と感謝の言葉を述べた。

 新しい「食品加工」という職種でトメアス総合農業協同組合(CAMTA)に配属された蛭田道生さん(69、福島)は「時間が足りず、活動達成率は50%くらい」と語った。ブラジルの雇用状態が安定せず、人材育成が思うように進められない時もあったという。また、受け入れ先への思い入れが強くなるにつれて「任期がある自分が帰っても事業が成り立つのか」という問題もあり、ボランティアとして関わるべき範囲に苦悩したとも話す。

 概ね活動がうまくいったという報告が多かったが、「受け入れ先の人と言い合いになり、一時期孤立無援となった」、「活動は何とかできたが、日系社会に思い入れは持てなかった」、「当初の要請内容と実際にやったことが異なり、悪いことが続いた」などと語る発表者もいた。

2018年6月8日付

コメント0

コメントを書く

Login

Welcome! Login in to your account

Remember me Lost your password?

Lost Password