JICA短期派遣 日体大野球部員が来伯 ブラジル各地で4回目の指導

JICA短期派遣 日体大野球部員が来伯 ブラジル各地で4回目の指導
来社した日体大野球部一行

「野球を通じて交流深めたい」

 【一部既報】JICAの2016年度短期派遣事業として日本体育大学野球部のメンバー8人が、2月23日から3月21日までの約1カ月間の日程でブラジルに滞在している。同野球部の来伯は今回で4回目で、その目的は野球の普及と指導を通じた地域スポーツの振興を目指すこと。一行はマット・グロッソ、南マット・グロッソ、パラナ、サンパウロ(聖)各州で青少年たちを中心に指導を行い、クリチバや聖市のコーペルコチアクラブなどで練習試合も行う。来社した一行は「野球を通じてブラジルの人たちとの交流を深めたい」と意気込みを見せる。

 今回来伯しているのは、高丸博文コーチ(29、東京)をはじめ、学生の江藤輝(ひかる)氏(21、福井)、宮長寛大氏(21、兵庫)、馬場春樹氏(21、佐賀)、黒川洸希(ひろき)氏(20、大分)、後藤圭輝氏(21、大分)、荒木良輔氏(22、広島)、宗倉光祐氏(21、東京)の8人。

 一行は2月下旬と3月上旬にクイアバ、カセレスで指導後、今月4、5日にクリチバで指導と練習試合。6日にドウラードスに移動し、翌7日に同地で指導後、9日はナビライでクリニック。11日に聖州マリリア、翌12日にグァララペスで指導後、15日のインダイアツーバ、16日のアチバイアを経て、18、19両日は聖市コーペルコチアクラブでクリニックと練習試合を行う。

 日体大野球部コーチの高丸氏は、2012年から14年まで野球指導のJICA青年ボランティアとしてマット・グロッソ州クイアバに派遣された経験を持つ。現在、ブラジルには野球関連のボランティアが10人ほど派遣されているが、高丸氏がボランティアの時代はわずかに3人だったという。「当時はブラジルの子供たちに野球のことを言葉で説明できても、日本のチームを見せる機会がなかった。ブラジルの野球は技術的なことは(米国の)メジャーリーグを見て知っているが、日本の文化や教育を野球を通じてブラジル側に教えていきたい」と抱負を語った。

 昨年に続いて2回目の来伯となった江藤氏は、昨年のマリリアでメジャー志向が高くて礼儀のない選手たちの指導が難しかったことを振り返り、「今年はメジャーのパワーに加え、日本野球の緻密(ちみつ)さを教えていきたい」と意気込む。

 今回、初来伯の宮長氏は「野球を通じてブラジル人と交流し、日本に帰ってからもブラジルのことを伝えたい」と思いを語る。

 最年少の黒川氏は「14年間、野球をやってきているので知識は十分にあります。言葉の違うブラジルですが、きっちりとコミュニケーションを取ってやっていきたい」と笑顔を見せた。

2017年3月9日付

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