PCC幹部が遺体で発見 セアラー州の森林で

 サンパウロ州を拠点とする犯罪組織PCC(州都第一コマンド)の幹部の1人とされるロジェリオ・ジェレミアス・デ・シモネ(通称ジェジェ・ド・マンゲ)と同組織の幹部メンバー1人が16日から17日にかけて、北東部セアラー州都フォルタレーザ都市圏のアキラスで死亡した状態で発見された。2人は15日に銃撃を受けて死亡したとみられる。捜査当局によれば、麻薬取引をめぐってPCCと対立する地元組織による殺害の可能性のほか、PCC内部の対立による殺害の可能性もあるとみられている。国内メディアが18日付で伝えた。

 サンパウロ州検察局によれば、ジェジェ・ド・マンゲはPCCのナンバー3の幹部だった。より上位の2人は現在刑務所に収容されており、刑務所外にいる幹部の中では最も上の地位にあったとされる。ジェジェ・ド・マンゲも約10年間サンパウロ州内の刑務所に収容されていたが、殺人容疑での裁判の判決を控えた2017年2月に人身保護令適用により出所した後、所在不明となり、逃亡したとして予防勾留令状が出されていた。遺体で見つかったもう一人の仲間も、刑務所収容中の11年に復活祭の一時出所が適用された後、刑務所に戻っていなかった。

 死亡した二人は、パラグアイ、ボリビアからの麻薬、武器密輸に関与していた疑いがもたれている。

 二人の遺体は、アキラスにある先住民の保全地域内の森林で、果物を収穫していた青年により発見された。住民からは、15日にヘリコプターとみられる航空機から銃撃があったとの証言が出ているという。セアラー州公共保安局が19日、二人の身元が確認されたことを発表した。

 フォルタレーザ市では先月28日、市周縁部のナイトクラブで14人が殺害される銃撃事件が発生。その後州内地方部の拘置所で被収容者10人が殺害される事件が発生しており、いずれもPCCと地元組織の対立が背景にあるとみられている。捜査では今回の事件について、同じ両組織間の抗争の可能性のほか、PCCの幹部の殺害に関係した内部抗争による殺害の可能性も指摘されているという。

 同州では19日、公共保安分野での協力のため、テメル大統領が派遣を決定した連邦警察官と国家治安部隊員ら36人からなる特別チームがフォルタレーザに到着している。

2018年2月20日付け

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