SP市内新築分譲住宅 ストの影響なし、回復軌道を維持

 ブラジルで最大の不動産市場であるサンパウロ市内における2018年5月の新築分譲住宅の成約戸数は、サンパウロ商用・居住用不動産売買・賃貸・管理業者組合(Secovi―SP)のまとめによると、前月に対して19.8%増(356戸増)、17年5月に対して0.6%減(12戸減)の2158戸だった。今年5月までの12カ月間の成約戸数は2万7307戸。1年前の12カ月間(16年6月~17年5月)に比べて59.6%(1万199戸)多い。同組合が7月17日発表した。

 今年5月にサンパウロ市内で新規に発売された新築住宅の数は、ブラジル資産調査社(Embraesp)まとめのデータによると1721戸。前の月よりも45.7%(540戸)多かったが、17年5月に比べて35.1%(930戸)少なかった。直近12カ月間の発売戸数は1年前の同期間に比べて38.9%(8498戸)多い3万369戸。

 サンパウロ市内における同月時点の販売可能新築分譲住宅の数は前月比4.8%減(888戸減)、前年同月比20.7%減(4535戸減)の1万7425戸だった。販売可能新築分譲住宅とは、過去36カ月以内に発売された新築物件のうちまだ成約に至っていない、着工前、建築中、完成済みの物件。

 物件のタイプ別では、今年5月には成約数、発売数のいずれにおいても2寝室タイプの物件が最多だった。成約数は全体の58.4%を占める1260戸、発売数は50.4%を占める868戸だった。また、専有面積別では45平方メートル未満のものが成約数1151戸(全体の53.3%)、発売数916戸(同53.2%)と最も多かった。

 今年5月の終盤には、燃料や食料品をはじめとする様々な物品の供給を妨げ、それらの価格を上昇させたトラック運転手らのストでブラジルは大きなダメージを被った。しかし、同組合のチーフエコノミスト、セルソ・ペトルッチ氏の分析では「建設業界内において物品供給の困難が認識されたにもかかわらず、サンパウロの不動産市場はいまだにプラスの指標を記録し、昨年の終わりから観測されている回復軌道を維持している」。

2018年8月4日付

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